デジャブ

起業家のタマゴのつぶやき

今からちょうど12年前、
私は文字通り日本全国を飛び回っていました。

岡山、広島、京都、東北、東京…
数ヶ月に一度は海外にも。

私がやっていたことは、
確かに私がやっていたのだけど、
別に私がやらなくてもよくて。

でも、その時の私は引っ張りだこだった。

業界では珍しい『女』だったから、
きっと目立ったんだよね。

有名な方にもたくさん紹介されたし、
普通なら入れない場所にもたくさん入った。
山ほどのチャンスをいただいていた。

 ・ ・ ・

がんばってなかったわけじゃない。
デキなかったわけじゃない。

私に欠けていたのは
『かわいげ』とか『素直さ』みたいなもの。

いろんな事情からいつも忙しくしていて、
まわりもそれを知っていて、
どう扱ったらいいか微妙な立ち位置。

人の輪に入り込もうとせず、
むしろ、ぴしゃりと寄せ付けない雰囲気。

ホントはわからないことはたくさんあるのに、
わからないと言えずに、ひとりで解決しようとし、
(厄介なのが『一応』できちゃうこと)

どう考えても現実的にできないのに、
できないと言えず、無理をして身体を壊す。

つまり、『遊び』がなく、
常にギリギリいっぱいで動いてた。



その時の失敗と反省を活かして、

『何もわかってないけど一生懸命な人』

『いつも楽しそうにやってるゴキゲンな人』

でいようと決めたはずなのにね :-p

起業家の世界と研究者の世界はよく似てる。
その自己責任っぷりも、はったりの部分も、
それぞれ独立しつつも協力していく感じも。

どんな世界でも、
可愛がられる人は最強だし、可愛がられる人は素直だ。
最短の時間で最高の結果を求めるのでなく、
不器用でもなんでも、たっぷりの時間を費やしてる。
そして、その様子を見せている。

そのことを忘れちゃいけない。

まみ


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