コピーライティングよもやま話
こう言っちゃなんですが、
コピーライティングは体力を使います。
頭が溶けるかとおもいます。いつも。
目は痛くなるし、軽く脱水症状を起こします。
(飲み物を飲むのも忘れて一気に書くから :-p )
でも、なぜ、それでもやるかと言ったら、
多分、この世の中で、私以上に、
この商品のコピーを書ける人はいない、と
どこかで確信してるから。
逆に、書けないな、とおもうときは、
本当に書けない。
なんらかの事情で怒っていて、
それでも書くときは、酷い出来(笑)
いや、笑ってる場合じゃないけど(-。-)
世の中には、
たくさんのコピーライターがいて、
たくさんのコピーを見てきました。
とある場所ですごく高く買われている
コピーライターの書いたコピーも
見たことがあるし、
その人が、普段、
書き慣れないジャンルのコピーを書いたのも
見たことがある。
私の見る目が確かかというと、
保証できるものではないけれど、
でも、
絶対的な商品知識って不可欠だなって。
出来上がったコピーを見て、
確かにうまくまとまってるけど、
そりゃないよ、って感じたことある。
その商品の本当の良さが出てなくって、
ありきたりの普通の商品になっちゃってるなって。
いや、ありきたりでも特定の層に売れるから、
いいと言えば、いいんだけど。
いや、間違いなくいいんだけど。
なんだろう、このモヤモヤ感。
多分、必要以上にクライアントに
入り込んでしまっているんだとおもう。
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やっぱりさ、私は
コピーライティングだけっていうのは
多分、向いてない。
これは、スキルの問題じゃなくて、
(それは常に磨かないとだけどね)
志向とか性格なんだとおもう。
それが、その後、どう使われるか、結果、どうだったかもわからず、
(いや、頼めばフィードバックはもらえるけど、直接は見えない)
コンテンツ提供者の方に何かを確認したり、お願いするのに、
いちいち誰か経由でお伺いを立てるようなのは、
まどろっこしくて不自由。
きっちり決まった情報提供をもらえるのは、ありがたいけど、
そこから少しも変えることが許されないのも苦しい。窮屈。
私がコピーを書くような商品って、
ふわっとした情報しか出てこなくて、イラッとすることも多いし、
(いや、これは私の聞き方の問題もあるといえば、ある)
つくっている最中にも、くるくると中身や方針が変わるのに
「えっと、作っちゃってるんだけど・・・」と困惑もするし、
結果が出なかった時は、泣きたくなるけど、
(それ以上に、依頼主が泣きたいだろうけど :-p )
それでも、あーだこーだ言うのを聞き入れてもらえて、
一緒に何かを作り上げていけるのは、とても楽しい。
結果が出るのは、もっと楽しい。
コピーにこだわる、というよりも、
多分、売上にこだわっているのだとおもう。
そのために出来ることがあるなら、
別にコピーじゃなくて、全然いい。
そういう中でしか、多分、
仕事をできないとおもう。
わがままですか?
でも、案外、貴重ですよ(^_-)-☆
高度に専門化したこの時代では、
それって、別のスキルだったり、
知ってても、できなかったりするので。
まみ
2015年6月12日